2005. 4.10 Mark Schubert Coach

Swim Infoで扱っている雑誌、Swimming World Magazineの２００５年４月号に、Unversity of Southern CaliforniaのヘッドコーチMark Schubertの記事がありましたので紹介します。

・USCの男子水泳部ヘッドコーチを１２年担当。女子水泳部を１１年担当

・数々のCoach of The Yearを受賞。（American Swimming Coach Association, United State Olympic Committee, United State Swimming, NCAA, Pacific-10 Conference等）

・USCで３回のNCAAチャンピオンと４４回の個人タイトルを獲得。

・1972年にMission Viejo Nadadoresのヘッドコーチとして頭角を現した。

・Mark Schubertがコーチした主な選手：Brian Goodell, Shirley Babashoff, Sippy Woodhead, Janet Evans, Dara Torres, Mary, T. Meagher, Tiffany Cohen, Ann Fetter, Whitney Hedgepeth, Lenny Krayzelburg, Brad Bridgewater, Lindsay Benko, Klete Keller, Kalyn Keller, Eric Vendt, Larsen Jensen, Katilin Sandeno等

・テクニック以上に重要なものはないと思っている。

・毎日、水上と水中のビデオを撮っている。水中部分は最も重要。

・USC所属選手のフィルムは全て保存している。

・大会のビデオも全て保存している。また、大会後、一人一人の選手に大会の泳ぎと、練習中の水上と水中のビデオを見せる。

・選手は毎週ビデオを見て、テクニックで指摘されたところが良くなっているか確認する。

・Dartfishプログラムを使い、他の選手と自分の二つの画面を横に並べて比較する。

・Lenny Krayzelberg選手と並べて見れば、自分の泳ぎが完全な選手とどう違っているかを見ることが出来る。

・他の選手との違いを見ること以上に有効な手段はない。

・水中での動作がどうなっているか分からなければ、違いを感じ取る事が出来ない。

・ネガティブスプリットだと信じている。トレーニングは常にネガティブスプリットで行うべきと考えている。

・沢山のディセンディングセットとネガティブスプリットを行っている。

＜レーサーとして一番印象に強い女子選手は？＞

・Lindsay Benko選手。彼女は完成した戦略家で、指示したレース内容を確実に実行できる。

＜Ktie Zieglerのような前半型やDiana Munzのような後半型がチームにいたらどうしますか？＞

・それは今Larsen Jensenにトライしている事。アテネの時のタイムは、最初と最後の100mを除いた1300mでは、Larsen JensenはGrant Hackettより速かった。Larsen Jensenはもっとパワーをつけて背徴する必要がある。

＜Diana Munzに対抗するため、Kalyn Kellerをどのように練習させるか？＞

・Kalyn Kellerはスピードはないがすばらしいネガティブスプリットの選手。Kalyn Kellerが200mを1:58で泳げるようになったら（私は泳げるようになると思っている）、Janet Evansの記録に挑戦する時。

・Kaitlin Sandenoは前半が速いが、時々速すぎる。Kaitlin SandenoはKatie Hoffの400IMを見て、前半が少し速すぎる事を学んだ。

・そこで選考会後2000年以降のKaitlin Sandenoのスプリットを確認し、バタフライを楽にいくように指示した。

＜長水路と短水路でのペース配分は違うか？＞

・もちろん違う。短水路は水中の比率が違うからだ。

＜背泳ぎ・バタフライ・平泳ぎは分かるが、自由形も？＞

・もちろん。短水路の1650ヤードは大変大きな水中比率となる。これを練習しないといけない。